生まれ変わる
ペットボトルや紙のリサイクルはとっても大事なことだと思います。
ただ、そのリサイクルには結構なエネルギーが必要です。
分別・輸送の手間もそうですし、再生のために溶かす燃料も要ります。
毛皮は"生まれ変わる"ことができます。
溶かすなどの形を変えることなしに、サイズを変えたり、デザインを変えたり、修理したりできます。
素材そのままで、再利用が可能です。
考えてみれば当然のことです。
毛皮は、人間と自然が共存してきた太古の昔より
衣服の素材として使われてきたのですから・・・。
もちろん燃やしても有毒ガスはでませんし、土にそのままかえります。
自然のものですから。
環境へのやさしさ度の比較
毛皮 | 人工繊維 | |
---|---|---|
原料 | 天然素材 ミンクなどの「養殖」動物が主。 |
石油などの化学物。 |
耐久年数 | ◎ すくなくても10年。30年以上使用することも珍しくない | △ ほとんど数年で飽きたり、古くさくなり、新しいものを買う。 |
再利用 | ◎ リフォームにより作り替えが可 | △ ほとんど使い捨て |
廃棄 | ◎ 自然腐食・焼却などで無害 | △ 自然腐食せず、また、焼却して有毒ガスが出るものもある |
動物保護 地球温暖化の観点 |
◎
ほとんどが養殖。または野生の場合、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)」で保護されている。 毛皮を身につければ、温かい。 薄着をして無駄な暖房をし、エネルギーの消費するよりもずっといい。地球温暖化も防げ、生物体系へもやさしい。 |
○△
有効的。 しかし化学繊維焼却のガス発生による地球温暖化などで自然体系が崩れ、絶滅する動物も・・・ |
毛皮は環境に優しい
毛皮については、海外の反毛皮運動を含めた過激な動物保護運動がありましたが、いつのまにか消えてしまいました。
いくら保護しても、空気が汚れて環境が悪くなったら 人間も動物も死んでしまいます。
環境を守るためには、化学製品でない、環境に優しいものを使うことが必要なのです。
毛皮は環境にやさしい素材です。
- 毛皮を身につければ、温か。薄着をして暖房をがんがんするするよりずっといい。
エネルギーを無駄にしなくてすみます。
二酸化炭素を増やさず、地球温暖化も防げます。 - 天然素材ですから、燃やしても有毒ガスが出ません。埋めても、自然腐食します。
- 現在使われている毛皮は、そのほとんどが養殖されているものです。
革靴を作るために牛などを飼育している事と何ら変わりはありません。 - 野生動物の場合も、 その取引は、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)」によって保護されています。
毛皮はリユース(再利用)に最適
毛皮はもともとリフォームできるように作られているというお話です。
最近、リサイクルが可能な素材を使った自動車などが作られていますが、毛皮のコートは元からリフォームができるように作られています。
毛皮はもともと日本の文化ではないので分かりにくいかもしれませんが、
毛皮の本場ヨーロッパでは、毛皮はお母さんから娘へ・・・と引き継がれているようです。
形見でもらったという人も多いはず。毛皮は人の気持ちも伝えます。
着る人が違えば、体型や好みのデザインなどが違うので毛皮を足したりして、 リフォームします。
ヨーロッパで、古い家や家具が大事にされるのはよく知られているところですが、毛皮もそうしたことです。
安いコートなどの多くは、中を開けると接着剤などで加工してあってリフォームが困難ですが、毛皮本来の縫製方法をしてあるものはOKです。
また、日本ではこうした専門技術をもつ毛皮職人が少ないのも事実です。
ですから、安心して本格的なリフォームを頼めるお店は、かなり限られます。
ものが大事にされない風潮漂う今日ですが、こんなところからも毛皮の良さが分かっていただけるかと思います。
ノーブル毛皮はこうしたステキな毛皮を長年誇りに思い、愛情を持って取り扱っています。
毛皮が好きな人は、これからもずっと好きでいて下さい。そうでなかった人は、これからきっと好きになって下さい。
ノーブル毛皮はそう思います。